独自ドメインは、一度取得すればそのままずっと使っていけるというものではありません。
ドメイン登録時に特に変更しない限り、通常は有効期限が1年間となっています。
つまり、1年後にはドメイン名を失効するか、更新手続きを行い有効期限を延長するか、いずれかとなります。
目次
ドメインの利用期限を確認する
有効期限を過ぎてドメインを失効してしまった場合、レンタルサーバーに紐付けていてもウェブサイトは閲覧できなくなり、メールも送受信ができなくなります。
したがって、使わなくなったドメイン以外は、必ず有効期限を意識して、しっかりと更新しておくことが大切です。
取得したドメインの有効期限の確認方法は、大きく3つあります。
- 管理画面
- 送られてくるメール
- Whois情報
ドメイン取得サービスの管理画面
取得したドメインは、各ドメイン取得サービスで管理します。
管理パネルにログインすると、さまざまな操作メニューが並んでいますが、その中で有効期限を確認することができるようになっています。
有効期限でソートをすると、何月ぐらいに何個のドメインを更新する必要があるのか簡単に把握できますね。
下記は、バリュードメインで有効期限順にドメインをソートしたときの画像です。
ドメイン取得サービスから送られてくる通知メール
おそらく多くの人にとってドメインの更新を意識するタイミングとなるのが、ドメイン取得サービスから送られてくる通知メールでしょう。
ドメイン取得サービスでは、有効期限が切れる前にドメイン所有者に対してリマインドメールを送っています。
例えば、エックスドメインでは有効期限が切れる3ヶ月前から、2ヶ月前、1ヶ月前とリマインドメールが送られてきます。
それを見ながら、ドメインを更新している人が多いはずです。
通知メールによって、受動的に有効期限を知ることができますね。
Whois情報
Whois情報は、インターネット上に公開されているドメイン名の所有者情報です。
誰でも任意のドメインの公開情報を簡単に調べることが可能です。
このWhois情報でも、ドメインの有効期限を確認することができます。
個人ユーザーの人は「Whois情報公開代行」を設定している人も多いと思います。
Whois情報公開代行で非公開とされるのは、氏名・メールアドレスなどの連絡先です。Whois情報公開代行を設定していても、有効期限は公開状態のままです。
つまり、自分の所有するドメインの有効期限は、第三者でも簡単に知ることができるともいえます。
利用期限内での更新を忘れる原因
更新を忘れてしまい、結果的にドメインを失効してしまう原因は大きく2つあります。
- リマインドメールを見ていない
- 自動更新設定を有効にしていない
リマインドメールを見ていない
ドメインの有効期限が近づくとドメイン取得サービスから更新案内メールが送られてきます。
それを見落としていなければ、基本的にはドメインは失効しないはずです。
更新案内メールを見落としてしまった理由としては、下記が考えられます。
- 登録しているメールアドレスを使わなくなった
- 迷惑メールフォルダに振り分けられていた
ドメイン取得サービスのアカウント作成時に使用していたメールアドレスを使わなくなった場合は、確実に登録メールアドレスを変更しておきましょう。
メールアドレスの変更は、管理画面から簡単に行うことが可能です。
また、Gmailであれば更新案内メールを迷惑メールに振り分ける可能性は低いと思いますが、念のため迷惑メールに振り分けないフィルタリング設定をしておくと良いでしょう。
自動更新設定を有効にしていない
ほとんどのドメイン取得サービスでは「自動更新」という設定が用意されています。
これは文字通り『有効期限が切れる前に自動でドメインを更新する』という設定です。
例えば、お名前.comの自動更新では、ドメイン登録期限日の15日前に更新を行ってくれます。
キャンペーンサイトなど公開期間が決まっているドメインは別ですが、コーポレートサイトなどの永続的に更新していく類のドメインには自動更新を設定しておくと便利です。
ただ、自動更新設定を鵜呑みにすると、最悪ドメインを失効してしまいかねないので、更新完了メールは必ず確認するようにしましょう。
ドメインが無料ではない以上、自動で更新されるということは"自動で決済される"ということでもあります。
したがって、クレジットカード決済を利用しているなら「有効期限」を確認。また、デビットカードを登録しているなら「残高」を確認しておきましょう。
『自動更新にしているので更新されるはず』という感覚で、ドメインを失効するケースは意外に多いものです。
ドメインの自動更新設定のまとめ
自動更新設定は大変便利です。
ただ、確認したとおり、いくつかの注意点がありましたね。
ドメインをしっかりと管理する上では、自動更新を設定しつつドメイン取得業者からのメールを目視することが理想といえるでしょう。