独自ドメインと聞いて多くの人が思い浮かべるドメイン名は「.com」「.net」だと思います。これらはジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)と呼ばれる種類のドメインです。
gTLD以外で挙げられる定番のドメインとしては、JPドメインがインターネットユーザーにも認知度が高く、多くのサイト運営者からも人気があるドメイン名といえます。
JPドメイン名の概要
JPドメイン名は、日本に割り当てられた「国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)」です。
このJPドメイン名は、日本レジストリサービス(JPRS)によって管理されています。
JPドメイン名の登録対象は日本国内に住所を持つ組織・個人・団体となっています。
JPドメイン名の種類
JPドメイン名には、下記のような種類があります。
- 汎用JPドメイン名
- 属性型JPドメイン名
- 地域型JPドメイン名
- 都道府県型JPドメイン名
ここでは、よく取得される「汎用JPドメイン名」「属性型JPドメイン名」について、より詳しく解説していきます。
汎用JPドメイン名
日本に住所があれば取得できるJPドメインです。法人だけでなく、個人でも取得可能です。
また、登録可能なドメイン数に上限は設けられていないため、複数の汎用JPドメイン名を持つことができます。
JPドメインがそもそも日本を表していますが、より強く日本を連想させる日本語ドメイン名でも登録が可能です。
属性型JPドメイン名
企業や学校といった組織ごとに区別されたJPドメイン名です。ひとつの組織でひとつのドメイン名のみ登録ができます。
代表的な属性型JPドメイン名としては、日本国内で登記を行っている会社であることが取得条件の「CO.JP」や、財団法人や監査法人などの法人組織であることが取得条件の「OR.JP」などが挙げられます。
JPドメイン名の有効期限は月末
ドメインには有効期限があり、所有し続けるには有効期限を更新していく必要があります。ドメインの更新については、エックスドメインにおけるドメイン更新の解説なども参照してください。
.comに代表されるgTLDの場合、有効期限はぴったり1年間です。例えば、sample.comを1月10日に取得した場合、有効期限は翌年の1月10日です。
しかし、JPドメイン名では有効期限が月末になります。例えば、1月10日にJPドメインを取得した場合、有効期限は1月末である翌年の1月31日となります。
したがって、汎用JPドメイン名も含めたJPドメイン名は、月末ではなく月初に取得したほうが得といえますね。
バリュードメインをはじめとする主要なドメイン取得サービスでJPドメイン名を登録することができます。
ドメイン名を決定する際に、ぜひJPドメイン名も検討してみましょう。