独自ドメインを取得し、エックスサーバーなどのレンタルサーバーを契約。そして、ウェブサイトを制作して公開。
サイトを公開するまでの期間も、サイト設計・デザインなどいろいろと考えることが多くて大変ですが、サイト公開はあくまでもスタートラインです。サイト公開からは集客を行い、売上などビジネス面での目標や、知名度アップなど個人面での目標に向かってサイト運営を行っていく必要があります。
運営サイトのアクセスアップに欠かせない大切な施策となるのが「SEO(検索エンジン最適化)」。SEOに強いテンプレート「賢威」を利用するなどして内部対策を強化し、SNS運用も含めた外部対策にもしっかりと力を入れる。施策を行いPDCAサイクルを回していく過程で、SEOの成果を正しく確認することが重要となってきます。
検索キーワードや流入経路をアクセス解析で知ることも大切ですが、SEOの成果を知るためには「検索順位」の変動を確認することが欠かせません。
無料のSEOツールとして「SEOチェキ!」なども存在しますが、『変化を知る』、つまり毎日行うことを前提にすると自動化を考えて、仕組みの一環として取り入れるべきでしょう。
GRCはSEO会社やWeb制作会社も使用するプロユースの検索順位チェックツールとして圧倒的な知名度を誇っています。また、少ないサイト数であれば無料で利用できることも特長のひとつです。
今回は、サイト運営には必須ともいえる「GRC」の機能やライセンスについて解説していきます。
GRCの概要
『検索順位チェックツールを1つ挙げるとしたら?』と問われると、多くの人が回答に挙げるほど定番のツールが、この「GRC」です。
2004年に配布されて以来、多くのユーザーに支持されてきたツールで、「Google」「Yahoo!」「Bing」の各検索エンジンの仕様変更にも素早く対応し、常に最新版へとアップデートが施されています。
画面・操作のわかりやすさ、順位チェックの高速性。
指定したサイトがSEOで狙っているキーワードにおいて何位に位置しているかをチェックする基本機能以外にも、上位100サイトの順位変動チェックなど数多くの優れた機能を備えています。
Googleは、2015年4月21日にモバイルフレンドリーアルゴリズムを実装しました。こうした動きからもわかるとおり、ユーザーのスマートフォンへのシフトに合わせて、検索エンジンもモバイル検索ユーザーに適応するように努めています。
PCからモバイルへとシフトしていく流れを受けて、GRCでも「GRCモバイル」という派生バージョンがリリースされています。このGRCモバイルを利用することで、スマートフォンやガラケー(フィーチャーフォン)におけるGoogleの検索順位を調査・記録することができます。
同じGoogleで検索した際に、PCとスマートフォンで検索結果に大きな差が出るケースもあります。スマートフォンでの検索順位チェックを確実に行いたい場合はGRCモバイルも併用していくことをおすすめします。
GRCのライセンス形態
GRCにはライセンスが5種類あります。
趣味でサイトを運営するのであれば、無料版で充分だと思います。
しかし、個人事業主や法人で、複数のサイトを運営するなど本格的にネットビジネスを展開しているのであれば、別途有償ライセンスを検討した方がいいでしょう。
ベーシック | スタンダード | エキスパート | プロ | アルティメット | |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 4,860円 | 9,720円 | 14,580円 | 19,440円 | 24,300円 |
期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
URL数 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
検索語数 | 500 | 5,000 | 50,000 | 500,000 | 無制限 |
上位追跡 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
リモート閲覧 | - | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
CSV自動保存 | - | - | - | - | 利用可 |
SEO対策会社も使用しているプロ用途の検索順位チェックツール「GRC」
GRCとGRCモバイルでは別ライセンスの購入が必要
PCにおける検索順位のチェック「GRC」とスマートフォンにおける検索順位のチェック「GRCモバイル」は、同じPCにインストールすることができますがライセンスは異なります。したがって、両方を同じライセンスプランで利用するのであれば、ライセンス費用は2倍かかることになります。
また、GRCのラインナップとして、海外の検索エンジンを対象とした「GRC-W」もありますが、こちらも別途ライセンスが必要となっています。
対応OSはWindowsのみでMacには非対応
利用にあたっての注意点として1つ挙げられるのが対応OSです。
GRCはWindowsのみで動作し、Macは非対応となっています。
GRCの使い方
GRCのユーザーインターフェースは、直感的な操作にも適したわかりやすさのある画面構成になっています。
- サイトURL
- 検索語
サイトとキーワードの追加から順位チェックの実行まで、初めての人でも問題なく使えるでしょう。
日々使用するものだからこそ、洗練されたUIを持つツールを選ぶべきです。
UIの観点からも、GRCが検索順位チェックツールの決定版といえます。
GRCのまとめ
検索順位チェックツールは世の中に数多くあります。しかし、国産であることと長い運用実績を考えれば、迷わず「GRC」を選択しましょう。
個人利用から法人利用まで幅広い用途に応えるライセンスプランが用意されているので使い勝手抜群です。まずは無料版をインストールして体験してみることをおすすめします。
- 2004年に配布が開始され利用ユーザーも多い
- Google、Yahoo!、Bingの各検索エンジンの仕様変更にもスピード対応
- 利用期間中は無料でアップデートを利用可能
- インデックス数・被リンク数の調査・記録が可能
- 検索結果上位100サイトを追跡調査可能