独自ドメインと切っても切れない関係といえるのが「Whois情報」です。
Whois情報とは、ドメインの所有者情報のことです。
『自分のオリジナルドメインでブログを持ちたい』と思いドメインを取得すると、Whois情報として所有者の情報がインターネット上で公開されます。
このWhois情報には、氏名だけでなく住所・メールアドレスなどの連絡先も含まれています。
コーポレートサイトなど企業が運営するサイトであれば、会社窓口を公開しておくことはデメリットにもリスクにもなりません。問題が発生した際に、ユーザーが連絡を取りやすくなり、むしろメリットとなります。
しかし、個人が運営するブログやサイトのドメインで、むやみに個人情報が公開され、誰でも簡単に検索できることは、プライバシー保護の意味でも避けたいところでしょう。
目次
ドメイン登録会社の情報を代理登録する「Whois情報公開代行」
ドメイン登録会社の情報を代わりに登録することで、本来のドメイン所有者の個人情報を非公開にするサービスが提供されています。
それが「Whois情報公開代行」です。
すべてのドメイン取得業者でWhois情報公開代行が提供されているわけではないので、ドメイン登録時にはWhois情報公開代行が利用できることを確認しておいたほうがいいでしょう。
Whois情報公開代行サービスの有無については、ドメイン取得業者比較表を参考にしてください。
Whois情報公開代行を利用する際の注意点
Whois情報公開代行を利用する際に気をつけたい点が2つあります。
- Whois情報公開代行の利用料金
- お名前.comでの追加申請
Whois情報公開代行の利用料金
Whois情報公開代行サービスが提供されているドメイン取得業者でも「有料」「無料」と料金が異なっています。
有料の場合、ドメインの登録費用・更新費用と同じぐらいかかるドメイン取得業者もあります。この場合、実質のドメイン料金が2倍となってしまいますね。
そのことを考えると、Whois情報公開代行サービスが無料のドメイン取得業者を選ぶべきといえるでしょう。
無料でWhois情報公開代行サービスを利用できるドメイン取得業者としては、エックスドメインやムームードメインがおすすめです。
お名前.comでの追加申請
お名前.comでも、Whois情報公開代行サービスが無料提供されています。
しかし、お名前.comでは条件があり『ドメイン登録時に申込んだ場合のみ無料』となっています。
仮に登録時に申し込みを忘れてしまった場合、ドメイン1つにつき年間980円かかってきます。
お名前.comでのドメイン取得について解説したページも、あわせて参照してください。
Whois情報公開代行のまとめ
インターネットで情報を発信するということは、誰でも閲覧できる状況にあるということです。仮に悪意のある人間に調べられると、個人情報を悪用される恐れもあります。
もちろん、Whois情報も例外ではありません。
個人でドメインを登録する場合、Whois情報公開代行サービス有りのドメイン取得業者を必ず選びましょう。